『一食(いちじき)福島復興・被災者支援事業』上映レポート(その4)

2015年3月11日(水)山形県米沢市 伝国の杜・置賜文化ホールロビー
11:00-17:00 『浪江町 昭和30〜40年代8mm映像』『福島X』 参加者484人




 この上映会は一食基金を活用して開催される上映会です。今回は実行委員会の要請で東日本大震災4年目の『復興のつどい・追悼式』会場である伝国の杜での上映を行いました。以前上映して好評だった浪江町の昭和30〜40年代の映像や、会津地方や小名浜周辺、福島市など福島県内各地の映像を集めたものも加えました。


 当日は4年前と同じ雪模様の天気でしたが、朝から集まったボランティアスタッフだけで100名近く。『つどい』の準備を進めていると、置賜一円からだけでなく福島市や山形市からも参加者が集まって来て、山形県内ではおそらく一番の熱気ある会場になったと思います。


 東京からは藤原紀香さんが駆けつけてみんなが元気になるトークがありました。その他にも、フォークグループ影法師の復興コンサート、有志による復興祈念合唱などがあり、最後は日用品が当たる抽選会まで盛り沢山の内容でした。


 上映は、『つどい』の始まる前からロビーに設けられた献花台の傍で行いました。昭和30〜40年代のなつかしい福島各地の映像に、献花する皆さんは、立ち止まって、椅子に座って、あるいは少し離れたところで、思い思いにご覧いただきました。ほんとうは落着いて見ていただきたかったのですが、追悼式の内容が盛り沢山だったので、変則的な上映会になりました。

(山形県映画センター 宮沢啓)

-主催-
山形県映画センター
平成26年度東日本大震災復興祈念事業(米沢会場)実行委員会

-協力-
NPO法人 20世紀アーカイブス仙台
認定NPO法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭

-特別協力-
避難者支援センター"おいで"

-助成-
立正佼成会一食(いちじき)平和基金
国際協力NGOセンター(JANIC)
ふくしま地球市民発伝所(福伝)


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『一食(いちじき)福島復興・被災者支援事業』上映レポート(その3)

2015年3月4日(水)山形県天童市 天童市立図書館第一会議室
10:00-12:00 『福島 生きもの記録-異変-』 参加者20人




 この上映会は一食基金を活用して開催される上映会です。今回は場所を山形県に移し、福島から避難しているみなさんを対象とした上映会を天童市で開催しました。生憎この日は、山形市や天童市で複数の集会が重なっており、行きたいけれども今回は残念という方もいらっしゃいました。それでも「復興ボランティア支援センターやまがた」から流していただいた情報をみて、長井市で子どもたちの保養支援活動をされている八木先生にもご参加いただきました。


 会場確保についても、被災地支援活動や天童市内で避難者の皆さんのサポート活動を続けている特定非営利活動法人しんの代表である安喰洋一さんにお世話になりました。また、震災直後から福島の環境調査に参加しておられた小島博さん(山形市在住)からはたいへんなご尽力を賜り、群像舎の岩崎監督に直接連絡を取って上映許諾をいただきました。お二人にはこの場をお借りして心からお礼と感謝を申し上げます。


  天童市には3月5日現在246人の方が福島県から避難しています。浜通りの方も多く、映画への関心はとても高いものがありました。ツバメの尾羽や首に白い斑点が見られる現象はチェルノブイリでも起こったことです。「希望の牧場」の牛たちの皮膚や毛にも白い斑点が表れています。TVや新聞では語られない野生動物や生き残った家畜たちの「異変」、これをどう捉えるかは観客個々の問題ですが、チェルノブイリで起こったことが今フクシマで起こっているという現実は静かですが圧倒的に見るものに迫ってきます。


 上映終了後は、みなさん直ぐには言葉が出ない様子でしたが、数人の方に「こういう現実に眼を背けてはいけない」「住んでいた町の様子がわかってとっても良かった」と感想を話していただきました。最後にスクリーンの前で記念写真を撮って散会。周知期間が短かった反省もありますが、帰還で悩んでいる若いお母さん、お父さんにもぜひ観てもらいたかった映画だったと思います。


(山形県映画センター 宮沢啓)

-主催-
山形県映画センター

-協力-
群像舎・岩崎雅典(監督)
ふくいち周辺環境放射線モニタリングプロジェクト エンジニア・小島博
特定非営利活動法人しん
認定NPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭
復興ボランティア支援センターやまがた

-特別協力-
天童市立図書館

−助成−
立正佼成会一食(いちじき)平和基金
国際協力NGOセンター(JANIC)
ふくしま地球市民発伝所(福伝)



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『一食(いちじき)福島復興・被災者支援事業』上映レポート(その2)

2014年12月3日(水)福島市上島渡字しのぶ台29-29-4 福島市しのぶ台応急仮設住宅集会所
13:30-15:00 『浪江町(牛渡地区)8ミリ映像』(増補版) 参加者24人



 この上映会は一食基金を活用して開催される上映会です。宮城県で復興支援上映会を行い、昔のフィルムを根気強く収集・保存活動を行っている「NPO法人20世紀アーカイブス」の坂本さんのご協力を得て実現しました。また、集会所で子どもたちの学習支援を続けている「NPO法人ビーンふくしま」の新山さんにも仲介の労を取っていただきました。お二人に改めて感謝申し上げます。


 「しのぶ台応急仮設住宅」は約112世帯で、福島市の西部に位置し丘陵地にあるため他の仮設住宅よりはこじんまりとした佇まいです。


 前回の桑折町の時と同様に、20世紀アーカイブスの坂本さんが、むかし使った道具を唐草模様の風呂敷から取り出し、集まった皆さんに話しかけながらなつかしい道具類の説明しました。


 前にすわった方にはどんな風に使っていたかなどもお聞きしました。隣り合っていている宮城と福島ですが、呼び方は全く違うモノもありましたし、逆に似た呼び方もありました。なつかしい道具に触れて皆さんから昔のことを思い出しながら色々な事を話していただきました。


 次に昭和30年代の浪江町牛渡地区で牛渡さんが撮影した8ミリ映像を上映。坂本さんの名解説を聞きながら蒸気機関車が走り抜ける畑や田んぼの風景を始め、結婚式、井戸端会議、敬老会での踊りなど様々な暮らしの様子を観てもらいましたが、しのぶ台で暮らしている皆さんの中には牛渡地区の方はいらっしゃいませんでした。
 30数年前に6町村が合併してできた浪江町ですが、それぞれの地区には今も固有の文化・伝統・歴史が残っており、神社の獅子舞は映像に登場するものとは踊り方や衣装も違うそうです。大堀地区の方には蚕を飼っていた話なども伺いました。
 また8ミリに映っているマイクロバス「町民号」で女川町まで一泊旅行に行ったことから始まり、もっと遠くの金沢や能登まで行ったという話まで飛び出しました。40年代は万博などもあり日本全国で旅行ブームが起こり、マイクロバスはリーズナブルな旅ができることから、かなりの人気で利用率も高かったと思われるエピソードでした。


 上映終了後は、残った皆さんで雑談をして解散、最後にスクリーンを背にして記念写真をパチリ!
 最後になりますが、この場所をご提供いただいた高橋自治会長さんありがとうございました。心からお礼申し上げます。

(山形県映画センター 宮沢啓)

-主催-
山形県映画センター

-協力-
NPO法人ビーンズふくしま(新山伸一)
認定NPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭(日下部克喜)
特定非営利活動法人20世紀アーカイブス仙台(坂本英紀)

-特別協力-
しのぶ台応急仮設住宅自治会

-助成-
立正佼成会一食(いちじき)平和基金
国際協力NGOセンター(JANIC)
ふくしま地球市民発伝所(福伝)



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『一食(いちじき)福島復興・被災者支援事業』上映レポート

2014年10月21日(火)福島県伊達郡桑折町字東段30 桑折駅前仮設住宅第二集会所
13:30-15:00 『浪江町(牛渡地区)8ミリ映像』『浪江町高瀬諏訪神社お祭り』
 参加者42人



 この上映会は一食基金を活用して開催される上映会です。宮城県で復興支援上映会を行い、昔のフィルムを根気強く収集・保存活動を行っている「NPO法人20世紀アーカイブス」の坂本さんのご協力を得て実現しました。また、自治会長の川合さんをご紹介いただいた梁川小学校の宍戸校長先生の迅速な対応にも感謝申し上げます。


 「桑折駅前仮設住宅」は約180世帯4ブロックに300人が暮らしている比較的大きな仮設住宅で、集会所は3つありました。隣接する北隣の敷地には公営復興住宅(200戸)が建設中でした。


 しとしと雨が降る生憎の天気でしたが、団地内アナウンスの呼びかけで集会所ほぼいっぱいの皆さんに集まっていただきました。


 最初に20世紀アーカイブスの坂本さんと伊藤さんが、むかし使った道具を唐草模様の風呂敷から取り出し披露すると、なつかしい道具類を前に皆さんすっかり50年、60年前に戻って話しが弾みました。坂本さんたちは「むかしを語る会」を宮城のあちこちで主催していて、こうした道具や映像を通じて昔の記憶を甦らせる「回想法」で、震災で心理的ダメージを受けた多くの人々を元気にしています。


 次に昭和30年代の浪江町牛渡地区で牛渡さんが撮影した8ミリ映像を観ていただきました。坂本さんの名解説を聞きながら蒸気機関車が走り抜ける畑や田んぼの風景を始め、結婚式、井戸端会議、敬老会での踊りなど様々な日常が映し出され、突然なつかしい近所の人や知り合いが映ると 、その度毎に歓声が挙りました。

 上映終了後は、「たくさん昔のことを思い出して楽しかった」「フィルムに映っている家族の隣りで暮らしていた」「子どもの頃を思い出して元気が出た」などたくさん感想をいただきました。
 今後は、また関係団体と連携しながら次の上映地を検討していきます。

(山形県映画センター 宮沢啓)


-主催-
山形県映画センター

-協力-
認定NPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭(日下部克喜)
特定非営利活動法人20世紀アーカイブス仙台(坂本英紀、伊藤豊生)

-特別協力-
浪江町役場桑折出張所、桑折駅前仮設住宅自治会

-助成-
立正佼成会一食(いちじき)平和基金
国際協力NGOセンター(JANIC)
ふくしま地球市民発伝所(福伝)


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